この記事の目次(クリックすると段落に移動します)
そもそも保証書は何のために必要なのか?
アマゾンで新品を出品する際に気をつけなければならないのが、保証書の有無です。
電化製品や高級なキッチン用品などには、メーカー保証書が付属しています。
メーカー保証のついている商品は、基本的に購入から1年間、無償で交換や修理などの保証が受けられます。
そして、なぜ保証書が必要かというと、新品を購入した証明としてメーカーに提示するためです。
そして、メーカー保証には期間があるため、販売店は保証書に店の印鑑を押したり、商品購入日を保証書に書き込みんだりします。
しかし、ヤマダ電機のような家電量販店や、イオンのような大型スーパーでは、いちいち保証書を箱から取り出して、購入日を書くのは、あまりに手間がかかるため、購入証明書(あるいはお買い上げ証明書)というレシートのようものを印刷してくれます。
これは購入日の証明になります。
実際にメーカー保証による修理を受ける際は、購入証明書と保証書、家電をセットにしてメーカーに送ります。
amazonで購入した場合、メーカー保証は受けられるのか
amazonで新品の家電を購入した場合、お店での購入ではないので、購入証明書がなく、保証書だけがついてきます。
この場合、はたしてメーカー保証は受けられるのでしょうか。
購入証明書がないため、購入日の証明ができないので、保証は受けられない・・・
と思いきや、保証は受けられます。
実は、amazonで購入した場合、納品書が付属します。(印刷も可能です)
その納品書には日付が記載されていますので、購入証明書の代わりとなります。
あとは納品書を保証書をセットでメーカーに提出すれば、店舗での購入と同様、メーカー保証を受けることができます。
保証書に印鑑を押された場合、amazonに新品出品できるか
先程お伝えしたように、家電量販店など大きなお店では、当たり前のように購入証明書をいただけますが、小さなお店やリサイクルショップで新品を購入した場合はどうなるのでしょうか。
この場合、購入証明書を発行せずに、店員さんが保証書に手書きで書き込んだり、お店の印鑑を押すことがあります。
これでもメーカー保証は受けられますが、保証期間は商品を仕入れたその日から1年間となるため、amazonで出品した場合、購入者の保証期間は1年未満となってしまいます。
例えば自分が商品を仕入れたのが3月1日だったとして、amazonで売れたのが5月1日だったとします。
その場合、お客さんは来年の4月30日まで保証が受けられると思っていても、保証書に記載の期日が3月1日なので、来年の2月28日までしか保証を受けることができません。
つまり、実質保証期間は10ヶ月となります。
amazonでの購入が遅くなればなるほど、保証期間は短くなります。
商品が未使用の新品であっても、「ほぼ新品」などの中古カテゴリーで出品しなければなりません。
中古で出品する、ということは新品より安い価格でしか売れないため、仕入れ価格を確認し、利益が出るかどうか、中古でも売れるかどうかの再確認が必要です。
保証期間が始まっている商品が中古扱いとなるのは「amazonコンディションガイドライン」というアマゾンの出品ルールによって決められたものです。
このガイドラインも少しずつ変わりますので、詳しくしりたい場合、検索にかけてみてください。
ウェブ上で公開されています。
保証書にお店の印鑑を押させないようにする秘策
商品を仕入れる際、店員さんが保証書を取り出し、印鑑を押そうとするのを、我々は黙って見ておかなければならないのでしょうか。
実は、これを回避する秘策があります。
それは、商品を「プレゼント用」として購入することです。
つまり、商品を誰かに贈答品として送るという作り話を作っちゃうのです^^
プレゼントだと、店員さんはなぜ保証書の記入をしないのか。
プレゼントをする相手に、どこで買ったかを知られたくないから、ということなんです。
例えば、高級な鍋などをリサイクルショップで買ってプレゼントするのに、リサイクルショップの店名などが保証書に書いてあったら、相手に「えっ中古品なの?」とか、安物だと思われる可能性があります。
そのため、購入店名を伏せるという意味で、保証書に何も記入しないことをお願いすることができるのです。
まとめ
amazonで保証書つきの商品を出品するには以下の点に注意が必要です。
・中古出品の際は、新品出品より利益が下がるので注意が必要。
・保証書に記入や印字をされそうになったら、プレゼント用である旨を伝え、保証書に何も書かせないようにする。
新品の家電に入っている保証書。仕入れ先によっては、保証書が入っていないこともあります。
今回はそんな場合の取り扱いについて説明します!