リストラされた人からリストラされる理由を学ぶ

こだま
こんにちは、元鉄道員の起業家こだまです。

いろいろな方の相談に乗る中で、リストラさた人の話を聞くこともあります。自分がリストラされないようにするには、どうすればいいのか、考えてみました。

★元鉄道員こだまのプロフィールはこちらをクリック★

 

仕事ができないからリストラされるわけではない

 

起業や副業について、いろんな人の相談に乗っている中で、リストラされた人と話すこともあります。

 

僕の友人にもリストラされた人がいます。

 

彼は高学歴で、東京で何年も働いた外資系起業からリストラされました。

 

彼らと話す中で、リストラされる人たちに共通していることを見つけました。

 

 

そもそもリストラというのは、オブラートに包んだような優しい俗称であって、自主的に会社を辞めることを除くと、会社都合による解雇ということになります。

窃盗と万引きみたいなもので、言い方の違いですね。

 

理由のなき解雇は違法で、人件費削減とか、戦力外なので、といった理由だけで解雇した場合、訴えられると会社は負ける可能性が高いです。

 

会社としてはそうならないよう、成績が著しく悪いとか何かしら理由をつけて解雇する、あるいは自主的に辞めるように会社は促そうとします。

 

なので、何の落ち度もない人がリストラされるということはまれですし、逆に言うと、リストラされる人というのは、会社としてなるべく辞めてもらいたい人ということになります。

 

僕自身、起業してから、まだ人を雇ったことはないのですが、経営者目線で考えた時に、辞めてほしいなと思ってしまう人は、仕事ができるかどうかで決まるとは思えないのです。

 

というのも、仕事の出来高って、人によって10倍も差がつくことはないのです。

 

例えば営業職で考えた時、契約件数などで差がついて2倍~3倍くらいだと思います。

5倍以上差がつくのであれば、できない人に対する会社のマニュアルやフォロー体制にも不備があるといえます。

 

つまり、職能、スキルというのは会社による教育等で、ある程度はカバーができるのです。

 

逆に言うと、成績というよりも、教育でフォローできないところが、一番のリストラの要因である、とも言えます。

 

僕がリストラされた人と話す中で、考えた結論はこうです。

 

リストラされる人 = 一緒に仕事をしたくない人

あくまで、リストラ対象者を決めるために、社内で優先順位をつけた中で、という意味です。

 

仕事ができない人といっても、故意に不正をしたり、著しく怠惰である、といったことでなければ、上司や同僚が励ましたり、サポートを行うはずです。

 

このサポートが得られないことがあるなら、その理由は簡単です。

 

それは、その人がサポートしたくないと思われる性格だった場合です。

 

仕事が多少できなくても、愛されるキャラクターであったり、仕事以外のところで気配りのできるような人であれば、まわりから助けられることも多々あります。

 

自分自身の会社員時代を振り返っても、そういう人はたくさんいたし、自分自身も特に仕事ができるタイプではなかったので、まわりとのコミュニケーションを深めたり、人の助けを借りることが多かったです。

 

友人を含め、リストラされた人と話す中で思ったのは、本人が知らないうちに人からサポートを得られないような言動をしているということです。

 

もっとはっきり言うと、人から嫌われるような言動をしているということです。

 

もちろん、これが原因のすべてとは言いませんが、大きく影響していると思ったのと、こういう人のことを否定したいという意味ではなく、むしろ会社員の方が今後リストラされないように、と予防線を張る意味で書いています。

 

 

人から協力を得られない性格、思考

 

僕が話したリストラされた人の実例を元に説明します。

決して彼らの人格を否定したいのではなく、こういう思考だと、まわりの人は離れていくということを示すために書いています。

 

何でも人のせいにする

 

僕の友人とは、もちろん一緒に仕事をしたことはないのですが、数年前に500人単位の大規模なOB会の幹事学年として、一緒に企画、実行を行ったことがあります。

 

彼は望まずして、我らの学年リーダーになったのですが、人の使い方が粗いというか、まわりの人の不満ばかりグチグチ言っていました。

 

会社でいうと、上司が部下の悪口を言うような感じです。

 

僕はまだ何も仕事をしていない段階で、なぜか彼から優秀な人間だと思われていました^^;

 

おそらく起業していることを知っているので、基本的な能力、実行力があると思われていたのでしょう。

実際にそうかどうかはわかりませんが(笑)

 

そういうわけで、あいつにこういう仕事を振ったら、失敗をやらかしたとか、誰々は意識が低いだの、彼から聞かされることが多かったのです。

 

もちろん、同窓会の幹事は各自の空いている時間を使って、ボランティアでやっているため、動きが悪かったりしますし、メンバー間で温度差、本気度が異なるのも当然です。

しかし、リーダーであれば、それも想定した上で人を使わないといけないし、文句を言うだけで、人をおだてたりして、うまく使うといったことが彼にはできませんでした。

 

実際に、彼はグループLINEなどで、「お前ら、みんなたるんでる。もっとちゃんとやれ。」といった叱咤するメッセージを送ることもありました。

 

しかし、そんな風に突き放すだけでは、ますますメンバーとリーダーの間に溝ができるだけです。

 

彼はかなりストレスを溜め込んでいたようで、結局、OB会を目の前にした1週間前に突然リーダーを辞め、雲隠れしてしまいました。

 

彼は人のことを悪く言うだけで、人を使うということができませんでした。

 

何でも人のせいにしていては、協力は得られません。

 

 

物事を悪いように捉える

 

彼のもうひとつ悪いところは、かなりのマイナス思考だということです。

 

人のせいにするのも、その人のことを最も悪い方向に捉えているだけで、それも個人的な思い込みによるところが多かったのです。

 

他のメンバーとも話をしてみると、確かに誰々はこういう失敗をしてるけど、でもこういうところで協力を惜しまないよねとか、皆、一長一短があるわけです。

 

その「短」の部分、人の短所だけを見つめるのが、リーダーの友人でした。

 

何が起きても悲観的に考えるような人が職場にいたら、やはり一緒に仕事がしにくいと思います。

 

 

人の話を聞かず、勝手にまとめようとする

 

先日、自分にあった副業を知りたいということで、相談を申し込んできた方とSkypeでお話しました。

(この方が冒頭から言っているリストラされた方です。)

 

僕は最適解みたいなものを見つけて伝えたいので、今の状況などをヒヤリングしながら、思いついたことをその都度アドバイスしていくのですが、こちらが何かしゃべると、この方はすぐに何かしゃべり出します。

 

何も期待していないのに、こっちが言ったことを、いちいちまとめようとするのです^^;

 

しかも、まとめていることが、ちょっと違うというか、何か表面的にしか理解していないことばかり。

 

聞いているようで、聞いていない。

 

これは非常に困ります^^;

 

相談に乗ってくれということで、話しているのに、まともに聞こうとしない。

 

自分が何を話すか考える前に人の話を最後まで聞こうよ。

 

 

こういう態度を取っていると話をしようとする気がうせてしまいます。

 

職場にもこういう方、おられないでしょうか。

 

 

人のアドバイスを素直に聞かない

 

彼の中に何かポリシーがあるのかもしれませんが、何かアドバイスしても、「そうなんですね!」とか、「知りませんでした」みたいに納得されることはなく、何かイラついた感じでこちらに返事をしてくるんですね^^;

 

そもそもアドバイスというのは、アドバイスされる側にとっては未知のことであったり、今まで習慣になかったことを、やってみて、と指導することなので、言われた側には多少なりとも負荷(ストレス)がかかります。

つまり、現状が思うようにいっていないということなので、今までの思考、行動を変えましょうと伝える必要があるのですが、これは端的に言うと、「悪いところを直してください」ということなので、アドバイスされる側にとっては「現状の否定」ともなりかねず、聞き心地の悪いことがほとんどなのです。

 

だからこそ、こちらも優しく、やさ~しく説明するのですが、残念ながら、その方は終始イラついている印象を受けました^^;

 

僕がその方より、かなり年下だということを知ってのことなのかもしれません。

 

しかし、年の差に関わらず、自分の知らない知識を教えていただく人の話を素直に聞けないようであれば、そのうち誰もアドバイスをしないようになります。

 

 

ひとしきりお話を終えたところ、その人がこんなことを言いました。

 

「いや~、私は自分にあった副業を知りたいと思って相談をお願いしたのですが、結局それはわからずじまいでした。」

 

 

僕「ファッ!?」

 

いや、待てと。わからないのであれば、質問を変えながら、何度でも聞けばええやないかと。

 

特に相談に時間制限を設けていたわけではないのです。

 

そろそろ時間なので切り上げますと僕が言ったなら、答えが得られませんでしたと言われても仕方ありませんが、やろうと思えば、まだ時間はいくらでもあるのです。

 

「わかりませんでした」ではなく、「まだわからないのですが、どうしたらいいでしょう」と聞き直せばいいのです。

 

「期待した答えが得られなかった」と言っていましたが、それは「お前の教え方が悪い」と言っていることに等しいです。

 

自分でできるすべてを尽くして言うならまだしもなんですが、この方も友人と同じで、自分のことを棚に上げて人のせいにする達人でした^^;

 

こんな失礼な態度を取る人が、まわりの方のサポートを得られるはずがありません。

 

社会人経験の浅い20代の若者がこういうことを言うなら、まだ我慢できますが、この方は年齢、経験とも、社会人として、かなりベテランの域にあたります。

 

自分でこの失礼さに気づかないのであれば、やはり職場で好かれておらず、リストラ対象者になったのかなと思います。

 

 

最後に「また相談に乗ってくれますよね?」と彼は笑いながら言っていましたが、こちらは苦笑するしかありませんでした。

 

どの口が言うかと。

 

もちろん、もう彼の相談に乗ることはないでしょう。

 

 

まとめ

 

このように書くと、相談者自体を非難しているみたいなんですが、別にこの人のことは何とも思っていません。

 

相談者を記録するためのブログでもありませんし、ご相談には常に誠心誠意向き合っていますので、その点はご安心ください^^

 

この記事の趣旨は、こういう人こそがまわりの協力を得られない人で、職場にいたら周囲から煙たがられ、最もリストラの対象になりやすいということです。

 

 

しかし、人をイラッとさせる言動をする人は概して、自分ではそれに気づいていないということです。

 

この相談者もまったく気づいていないようでした。

 

自分もそうですが、言動については気をつけなかればなりませんね。