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仕事を辞めても生きていける
記事タイトルを見て「はぁっ!?」と思ったかもしれません。
週休5日で生きていけるわけないじゃんと。
僕も会社に勤めていた時は、もちろんそう思っていました。
しかし、会社を辞めてみて思うのは、別にそんなことはないということです。
こんな記事を見つけました。
参考記事 |
この20代の人は週2日だけ働いて、あとは隠居生活を送っているというのです。
一日のスケジュールが、食事時間とラジオ体操以外、すべて自由時間て!^^
月収は7~8万円とあるので、かなり質素な生活とは思いますが、
都会での暮らしが性に合わなかったそうなので、今の方が圧倒的に幸せなのでしょう。
人との比較では幸せになれない
会社を辞めるのにためらいを感じるのは、将来どうなるんだろうということの他に、
人から後ろ指を刺されるんじゃないかという漠然とした不安があります。
別に辞めること自体、何の問題もありません。
しかし、社会からドロップアウトしたような、
あるいは、学校を退学したような罪悪感を感じるのではないのでしょうか。
その罪悪感はどこから出てくるかというと、「人との比較」からです。
日本人は単民族国家で、貧富の差も比較的激しくないため、
皆が皆、中流階級の暮らしをしています。(最近はそうでもありませんが)
高校あるいは、大学を卒業後、なるだけ良い会社に就職し、定年まで勤めあげる。
これが日本人の「普通」の人生です。
特に、日本では終身雇用が当たり前で、
新卒で就職できなかったり、一度でも会社を辞めた人が復帰するのが厳しい社会です。
なので、ここから1歩でも外れると、自分はおかしなことをしているんじゃないか、
と不安になってしまいます。
しかし、それは作られた「普通」から外れているから感じるのに過ぎません。
幸せなんて、そんな相対的なものではないのです。
ずっと走り続けなければならない日本社会
僕が勤めていたのは鉄道・バス会社なので、365日休みがありません。
そのため、公休日も年104日と圧倒的に少なかったのです。
週5~6日も働いているのに、長期休暇すらなく、
永遠と働き続けなければならないというのが苦痛でした。
幸い有給休暇は自分の都合さえ取れればすべて消化できる風土でした。
しかし、土曜日の出勤日などは、皆が皆休みたいので、
他の人に気を使いながら休みをとるという状況で、ストレスがたまります。
せめて、長期休暇制度などがあれば良かったのですが、
古い会社だし、儲からない鉄道バス事業なので、
この先も長期休暇はできないんじゃないかと思います。
一度就職したら、40年も働かなければならないのに
休みも好きなようにとれず、永遠と走り続けなければならないのは、
本当に日本社会の闇の部分だと思います。
こんなに働いているので、自殺者も多いですし、
育児をする暇がないので、出生率が増えないのも仕方ありません。
法律上では週休2日が義務付けられていますが、
祝祭日と土日を合わせて週休2日になればいいだけであって、
土日全てが休みになるわけではありません。
完全週休2日なんて変な言葉まであります。
つまり、法が保証しているのは、あくまで不完全週休2日なのですヽ(`Д´)ノ
しかも、仕事がさばけず、休日出勤を月に何度もしている人も少なくありません。
僕も鉄道会社とはいえ、工事関係の仕事をしていたので、
納期に間に合わせるため、月に100時間以上時間外労働をしている同僚をたくさん見ました。
政府が出生率の増加を真に望んでいるのであれば、
土日を全部休みにするくらいの覚悟が必要だと思います。
日本社会にはちょっと立ち止まってみようという考えが一切ありません。
もちろん、働くことが美徳であるというのもわかります。
しかし、たまには1~2年に一度、2週間くらい休んで、
立ち止まったり、自分を内省する時間が与えられてもいいのではないかと思います。
ていうか、今の僕も週休5日です(笑)
僕自身、会社を辞めた後、とてつもない不安感に襲われた時期があります。
なんで、不安だったかというと、収入が激減したからです。
収入がゼロではありませんが、会社員時代と比較するとかなり少なかったのです。
でも、これも過去の自分との「比較」ですよね。
過去の自分を基準にして、それよりも少ないという「差異」に不幸を感じているのです。
それがわかってからは、不安でなくなった、というよりむしろ幸せに感じるようになりました。
今でも、収入は会社員時代よりも少ないですが、
なんつったって、今の僕ほとんど働いてないですから。
冒頭に隠居生活の記事を紹介しましたが、実際、僕も週休5日です^^
転売のための仕入れが週1、2回です。
見込み利益が1日に2~4万ほどあるので、生活には困りません。
なにより、僕が自分を幸福だと感じるのは、
もっと稼ごうと思えば、いつでも稼げるという状況にあるからです。
つまり、仕入れの日数を倍にすれば、収入も倍になるのです。
欲しい物があったり、旅行したい時は、ガンガン仕入れればいいのです。
(利益になるのは少し後になりますが)
逆に言うと、会社を辞めるのに強烈な抵抗があるのは、
二度と稼げなくなるかもしれないという不安があるからです。
いつでも稼げる状況を作れれば、いつ会社を辞めてもいい状態になるわけですから、
嫌な上司がいようが、嫌な仕事があろうが、
おもいっきり自分の好きにやってしまえばいいのです。
好きな時に好きなだけ稼げる、この状態を作れば、ず~っと幸せです。