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ずっとやめられなかったスマホゲーをやめました
こんにちは、こだまです。
今、僕は小田真嘉さん、新田祐士さん主催のNEXT DIMENSION infinity(略称、ネクディメ)に参加し、毎日生まれ変わるかのような体験をしています。
先日は大阪でセミナーが2日間開催され、前泊と更にもう1泊して、計4日間の大阪滞在となりました。
開催地の近くにホテルを取ると、同じセミナー参加者のTさんもそこに泊まるというので、夜ラウンジで話していると、セミナーすごかったよね~!みたいなことから始まり、ああだこうだと話しは尽きることなく、結局朝4時まで話し込んでいました。
メルカリ販売か何かの話をしているとき、説明のためTさんにスマホの画面を見せる機会がありました。
説明をしていると、スマホ上部に「スタミナが回復しました。」の通知が出てくるではありませんか!
これは、あるゲームアプリで時間経過によるステータス変化を通知する表示です。
「うわっ、やべっ!」心の中で思いました。
ネクディメのようなハイレベルなコミュニティに参加しておきながら、(しかも僕らは2人とも伝授コースという高額コースです)スマホゲームをしている恥ずかしさがあったからです。
「ゲームとかする暇があったら、ビジネスに打ち込んだ方がいいんじゃないですか?」
的確に鋭いツッコミを入れるTさんならそう言い兼ねませんでしたが、特に何も言われませんでした。
次の日はまたTさんと2人で茶肆ゆにわというお茶屋さんに向かい、店主の方のエピソードを聞いたり、食事をしたりと、またいろいろ話しました。
そろそろ大阪から引き上げようというときに、Tさんが思い出したように、
「昨日、スマホを見せてくれたとき、何かスマホゲームの通知が出てきましたよね!?」
との発言が。
あぁ、これはちょっとチクッとするようなことを言われるかなと思いました。
スーパーファミコンで育った世代の僕としては、スマホゲームは課金のイメージが強く、これまで全くやったことがなかったのですが、そのゲームは僕が子供の頃に夢中になっていたゲームをスマホゲーム向けにアレンジした新作でした。
つまり、いわゆる「おっさんホイホイ」的なゲームで、当初は期待などなく、ちょっと試しに始めたところ・・・
すっかりはまってしまい、1年半ほどプレーしていました。
(ハマる人はかなりハマるので、あえてゲーム名は伏せておきます笑)
かなり良心的なゲームで課金せずとも充分遊べるし、スマホゲーだからスキマ時間でプレーできるため、ちょこちょことプレーしていました。
とはいえ、随時イベントが開催されるし、次はこういうことをやってみようとか、それなりに意識をゲームに持っていかれるのが強かったのも事実です。
だけど、止めてしまおうというほどのきっかけもないし、結果的に惰性でダラダラと続けていたのです。
さて、そんな僕に対してTさんが言ったことは・・・
「いやぁ、僕もスマホゲームしてたんですけどね、特にやることに意味はないなと思って、やめちゃいました!」
と言われたのです。Tさんは僕にゲームなんかやめようよとか諭すわけでもなく、淡々とご自身の過去を振り返っておられました。
その言葉を聞いた僕は
「いや~、やめたいけど面白くてやめれないんですけよ!」
とか言いそう(と自分で思う)なのに、
「意味がないか・・・それもそうだな」
と、Tさんの言葉に一切反論などなく、なぜかスッと自分の心に入ってきたのでした。
特にこのゲームをいつ止めようとか決めてもいなかったのに、
「確かに意味がない。僕もやめよう。」とその場ですぐに決意しました。
(やめる前に1回だけ無料ガチャを引きましたが笑)
もちろん、ゲームに時間や意識を取られるのは良くないと思っていましたが、こんな形ですぐにパッとやめれるとは思いもしませんでした。
他力が働きやすい人、働きにくい人
スマホゲーは小さな執着だったとはいえ、こんなささいなやり取りくらいでやめれたのはなんでだろう?と思いました。
それは、「人の力」であり「場の力」によるものでした。
Tさんに限らずですが、このネクディメの中には、実績的にも中身もかなりぶっ飛んだ方が多いです(もちろんいい意味で)。
そのような人たちといると、感覚が自然と引き上げられます。
よく、自分のまわりにいる人の年収の平均が自分の収入になる。
つまり、年収の高い人と過ごしていると、自分も引き上げられる、なんてことが言われますが、あながち間違いではないんですよね。
人の影響によって感覚が変わるというのは、経験的になんとなくわかっていたのですが、どうしてそうなるのかということの説明はできませんでした。
でも、今回のスマホゲームの一件でわかったのは、そういった感覚の高い人といたり、感覚の高い空間にいることで、「他力」が作用しやすくなる、ということです。
この「他力」についてもう少し具体的に言うと、人は皆、それぞれが作り上げてきた価値観、信念のようなものがあるのですが、感覚の高い人といると、その価値観が相対的にちっぽけに思えたり、守ってきたものが、そんなに大事なことでもないな、とある種の諦めみたいな心の境地に至ります。
感覚の高い人といっても、頭ごなしに言えば、何でも受け入れられるわけではありません。
親や先生から言われたことで、「うるさいな~」とか「受け入れてたまるか!」と思うことの方が多かったと思います。
今回Tさんは直接的に「スマホゲーなんてやめたら?」とは言いませんでした。
そもそもゲームをやめさせようとして話してくれたわけでもありません。
「ゲームなんて大した意味ないよね。」と言われて、今まで大事だと思っていたそのゲームが確かにどうでもいいことだと、気づかせてくれました。
自分が積み上げてきた心の壁を、Tさんが「えいっ!」と乗り越えてきてくれた感じです。
皮肉なことに、ビジネスがうまくいっている時ほど、心の壁は厚く、高くなります。
成功体験によって自分の「我」がより強化されていくからです。
このような時に何か忠告をしても、真逆に捉えられることすらあります。
「なんだかんだ言って、俺のことを応援してくれてるのか!」みたいな。
あるいは飛び込んでくる情報をすべて自分の肯定に捉えてしまいがちです。
「自分は間違っていない。このままで進んで大丈夫だ!」と。
感覚の高い仲間といると、その強固になった「我」をピョンっと乗り越えてきてくれたりします。
人生の物語が展開する「場」の力
そして、他力がうまく働き、ゲームをやめれたのは、NEXT DIMENSIONという場の力があったからです。
「場」というのは、別に物理的な場所という意味だけでなく、精神的な空間、磁場といってもいいものです。
ネクディメの仲間は、互いを高め合うために集まっており、必要であれば、今までの自分を捨てるようなこともいとわない、といった仲間たちによって、そのような磁場が形成されています。(もちろんこれは一朝一夕でできたのではなく、講師陣や諸先輩方の生き方がコミュニティに投影されてできたものです。)
そのような場にいると、今までの自分を否定するようなことであっても、それが自分におとって必要なことなんだなと素直に受け入れられるのです。
ネクディメにいると、あの人のひとことがあったおかげで・・・みたいなことは良く起こります。
過去の自分の延長線上の未来は、容易に想像がつきます。
それを乗り越えるためには、過去を否定するようなことがあっても、人生のストーリーが展開するような場に見を置く、感覚を高め合うような仲間のそばにいる、ということです。
そのような環境の実現が困難であっても、環境を変化させるにはどうしたらいいか、という問いを持つだけでも、変化はやってきます。焦らずじっくり進みましょう。
それでは、ありがとうございました。