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最近「食」にこだわっています
こんにちは、こだまです。
最近、僕は「食」にこだわっています。
食にこだわると言っても、一流の飲食店に通うとか、高級食材を用意する、
というわけではありません。
最も簡単なところでいうと、添加物たっぷりのカップラーメンなどのインスタント食品や、
スナック菓子を極力減らすということですね。
また、スーパーのお惣菜など、出来合いの食べ物を減らして、
なるだけ手作りの料理を増やしたりしています。
要するに、食事に手間暇をかける、ということです。
食にこだわる、というのはそういう意味です。
さて、このように食事や料理を大切にしたいということで、
食材選びも、やはり大切になってきます。
スーパーで食材を買うとき、精肉、鮮魚、野菜、果物だけでなく、
他にもいろいろ買うと思うんですが、これら以外って全部加工食品なんですよね。
ソーセージとか、ベーコンだって加工食品です。
加工食品ということは、少なからず何らかの味付けが施されています。
砂糖、塩などの単純な調味料だけでなく、着色料や保存料といった食品添加物も多く含まれます。
というか、むしろ調味料より添加物の方が多いです。
食品表示を見れば、大量の表示があるのがわかります。
とはいえ、加工食品ゼロという生活はまず難しいため、
なるだけ添加物の少ない加工食品を選ぶしかありません。
その他に生鮮食品を選ぶ工夫として、無農薬野菜を買うようにしようと思いました。
スーパーで売られている野菜って、せいぜい産地が書かれているくらいで、
どのような肥料や農薬が使われているかなんてわからないですから。
そこで、無農薬野菜を地元で購入できる方法をネットで調べてみました。
すると、いろいろな無農薬野菜をパッケージして、配送してもらえる
通販サイトがいくつも出てきました。
週に1回とか、隔週とか、定期的に送ってもらえるので、これはこれでいいなと思いました。
しかし、なんか心にグッと来るものがないんですね。
なんというか、機械的、ビジネス的というか・・・。
野菜の質は間違いないんでしょうけど、誰が作ったかもわからない。
誰がパッケージしているのかもわからない。
これでは、無農薬野菜というだけで、どういう風に作られたかわからない、
スーパーの野菜とあまり変わらないなと思ったわけです。
せっかく無農薬野菜を買うわけですから、
もっと生産者に近いところから買いたいと思うのです。
そこで、もう少し調べてみると、地元で直接通販を行っている農家や農場が複数ある、
ということがわかりました。
買い物で最も重要なのは、商品を「誰から買うか」
さて、次はどこから買うかということになります。
通販なので、どこから買っても品質は変わらないのです。
そこで、僕が野菜を購入する農家さんを選んだ決めては何なのか。
それは、野菜や農業に対する想いです。
どういう想いをもって農業に取り組んでいるのか、なぜ無農薬野菜にこだわっているのか。
そのような生産者の意図が、はっきり伝わるところから買いたいと思ったのです。
ひと昔であれば、実際に農家に足を運んだり、直売所などで野菜を納品に来た農家の方と、
直接お話をするような形でしか、野菜に対する想いなど聞けなかったと思います。
しかし、今はインターネットの発達した社会ですから、ブログやSNSなど、
いろいろな媒体を使って、農家の方も情報発信をしておられます。
農家の方のブログなどを読んでみて、最終候補の農家さんを2人にしぼりました^^
いずれの農家さんも、野菜の栽培に関するノウハウは独特で、強いこだわりを感じました。
野菜に対する情熱も十分伝わってきました。
さあ、最後は二者択一となったわけですが、どちらか選ばなければなりません。
(まあ、両方お試しで1回ずつ買ってもいいわけですが^^;)
でも、とりあえずどちらかから1回買ってみるのに、やはり理由をつけました。
その理由とは、農家の方の今までの人生がどうであったかということが、より伝わる方です。
なぜ、農家の方の人生が関係するかというと、
それまでの生き方が想いとなって、製品(野菜)に乗るからです。
僕が選ばなかった方の農家さんは、野菜の栽培に関するノウハウなどは、
ブログからしっかり伝わってきたのですが、農家さんがなぜこのような栽培方法を
しているのかが、はっきりとわかりませんでした。
書いてあったのは、ある先生に師事して、その先生から畑を譲り受けたことくらいです。
わかるのは野菜の質を高める努力や技術だけで(それだけでも充分すごいんですが)
肝心の農家さんの生い立ち、野菜を作りはじめた経緯などが、まったくわからないのです。
これでは先に述べたように、スーパーで買うのとあまり変わりません。
究極的に大切なのは、「誰から買うか」ということです。
商品というのは、単なる品質だけで決まるのではなく、
販売者、生産者のキャラクター、人生、物語(ストーリー)も含まれての商品なんです。
例えば、日本酒をスーパーや一般の酒屋で購入すると、味の違い程度の情報しかわかりません。
しかし、観光地などにある酒蔵で購入する場合、その酒蔵が江戸時代から続いていたり、
戦時中に空襲に襲われて、酒蔵をたたまなければならないような危機があったりと、
酒蔵の歴史や物語を聞くことができることでしょう。
その物語は日本酒、一滴一滴に含まれているのです。
私たちは日本酒を飲むと同時に、その日本酒の物語を消費しているのです。
だから野菜をひとつ買うにしても、その農家さんがどんな人生を送ってきたか、
ということがわかった方が、消費者としてはありがたいのです。
僕が選んだ農家さんは、お米も作っていて、害虫などの駆除のため、
田んぼに合鴨を放っているそうです。
しかし、合鴨が過去何度も野犬に襲われることがあり、
その対策の開発に何年も試行錯誤を繰り返したそうです。
最終的にはイノシシから田畑を守る電気柵を応用し、
ついには合鴨による有機栽培に成功したそうです。
最近は田んぼにドジョウも放っているそうです。
もちろん、野菜も有機栽培で、安心、安全です。
商品とは自分のストーリーを消費してもらうこと
さて、今日、僕がお伝えしたかったのは、
いかに安全な食事が大事か、ということではありません(笑)
この野菜選びから、自分の商品販売の真髄を学ぶことができました。
商品販売における究極の方法とは、「自分の物語を含めて売ること」です。
例えば、ブログを使ってアフィリエイトをすることを考えてみます。
アフィリエイトというのは、他社が作った商品を自分が紹介したり、
代理販売をする、ということなんですが、他社の商品だからこそ、
自分と商品の乖離(かいり)が起こるわけです。
自分が作った商品じゃないわけですから。
また、同じ商品を販売している他者(ライバル)もたくさんいるので、
消費者からすれば、商品をあなたから買わなければならない理由なんてありません。
野菜をスーパーで買うのに、どんな生産者が作ったのかを気にしないのと同じです。
そこを他者と差別化していくのに、自分の物語を乗せるということなんです。
ブログでアフィリエイトをするということであれば、
プロフィールの書き方って、とっても重要です。
商品の素晴らしさを伝えることよりも大事っていうくらい。
商品の素晴らしさも、もちろん伝えなければなりませんが、
伝えられる内容には限りがありますし、誰がやっても大きな違いは出せません。
しかし、自分の物語は、自分だけのオリジナルストーリーです。
中には、人に伝えられるほどドラマチックな人生を送っていない、
という人もいるかもしれませんが、たとえ自慢できるような人生ではないとしても、
何でその商品を販売するのに至ったかとか、アフィリエイトを始めたそもそもの経緯など、
やろうと思えば、いくらでも掘り起こすことができます。
大切なのは、こんな人生を送ってきた僕が売ってるんだから、この商品は間違いない!
というイメージを伝えることです。
もちろん、自分の物語に共感しない人も中にはいるでしょうが、
のっぺらぼうの名無しさんから買うよりかは、はるかに購買訴求力が高まるはずです。
ブログなど情報発信をされている方は、ご自身のブログをぜひチェックしてみてください^^
そういう、僕も見直してみます(笑)
こうやって、自分が商品を選ぶ理由を探すだけでも、販売する側の手法が学べるんです。
日常の生活からビジネスを学ぶことって意外と多いので、
常日頃からアンテナを張るように心がけてみてください。
それでは、また感想があれば送ってきてくださいね^^