この記事の目次(クリックすると段落に移動します)
やはり転売屋はかなり嫌われているようです
たまたま2ちゃんねるのまとめブログを見ていたところ、
このような記事を見つけました。
ちょっとだけでいいので、読んでもらうとわかるんですが、
転売をされている方が立てたスレのようで、
転売を嫌う人を牽制というか、非難するような内容です。
↓ このイラストもかなり悪意がある^^;
やっている方からすると、転売は別に悪いことでも何でもないんですが、
だからと言って、それを嫌う人を否定するつもりもありません。
いろんな考え方があっていいですので。
だからと言って、転売屋◯ね!!とか言われると、
そこまで言われるほど悪いことはしてないよと思います。
上記で紹介したまとめサイトでも転売否定派の人は
かなりエキサイトしていますが、あくまでそれも考え方のひとつで、
実際に読んでみて、合理的な説明がされているかというと、
ほとんど、そうではありませんでした。
そこで、今回はこれについて、
感情的にはならず議論していきたいと思います。
チケット転売は別ものなので別途書きます
ただし、チケット転売については、別の話です。
チケット転売は違法性が高いということもありますが、
道徳的にもあまり褒められたものではありません。
どうしてかというと、コンサート、ライブ、演劇の類は、
その日、その場所でしか楽しめない内容、
つまり「ナマモノ」なんですね。
これは大量生産が可能な物販とはまるで性質が異なります。
例えば、あるバンドがツアーをやっているとします。
その中のある1公演は、他の公演でも似たような内容になるはずですが、
多少セットリスト(ライブの曲目)が異なったりします。
レアな曲をある会場だけで演奏するなんてこともあるので、
やはり、それはその日、その場所でしか味わえないんです。
なので、これを買い占めて転売するというのは、
個人的には悪質だと思います。
僕はやったことはないし、今後やるつもりもありません。
というわけで、今回はチケット転売は除いた、
いわゆる物販における転売の是非についてQ&A形式で答えていきます。
転売屋のせいで定価で買えない!!
一番の理由はこれだと思います。
つまり、俺は定価で買いたいのに、
定価より高くなってるじゃねーか!!という不満です。
身も蓋もない言い方になりますが、
定価と言っても、メーカーが決めた参考価格でしかありません。
一部商品をのぞいては、小売店が定価でしか販売できない、
といった法律はありません。
売価というのは売る側が好きに決めていいわけで、
価格が気に入らなければ買わなければいいんです。
amazonなどは時価なので、買う人が少なければ、
売りさばくために、だんだん値下げされていきます。
買いたい値段になった時に買えばいいのです。
価格というのは需要と供給のバランスでできているため、
欲しい人が多ければ、価格は上がり、
欲しい人が少なくなれば、価格は下がります。
残念ながら、これに善悪は関係ありません。
良かろうが悪かろうが、資本主義というものはそういうものです。
だから転売屋が悪いというのはお門違いで、
自由経済がそういう性質であるというだけなんです。
国家が価格を統制すれば、それはほとんど共産主義、社会主義と同じです。
また、ネット通販での価格が高騰するという話なんでしょうが、
ネット通販の方が市場価格が安い商品は山ほどあります。
それは不人気商品というか、ネット通販に出品者が集まりすぎると、
ひとりひとりの出品者は売れにくくなるので、
価格の下落が加速されるというわけです。
これも、資本主義、自由経済のひとつの結果です。
ネットの方が安く買える恩恵もあるわけで、
これはそういう性質としかいいようがありません。
インターネットは便利ですが、犯罪にも使われるのと同じです。
インターネットやネット通販自体に善悪の概念があるのではなく、
気に入らないなら使わなければいいのです。
うがった見方かもしれませんが、まとめサイトに書き込んでいる人は、
おそらくアニメとかゲームの商品が、
手に入りにくいということで怒っているのでしょう。
そんなに欲しい商品であれば、発売前に予約しておけばいいのです。
生活必需品が店で手に入らず、
価格が高騰しているというなら話はわかります。
しかし、だいたい値段の高騰しているものなんて、
生活必需品ではなく、趣味、嗜好品ばかりです。
いや、命の次に大事な商品だ!!という人もいるでしょうけど、
それなら予約しておけばいいじゃんというわけです。