ゲームはするけど映画を一切見ません
僕は恥ずかしながら、映画をほとんどと言っていいほど見たことがありません。
ここ10年で見たのは2作のみです。
ちなみに、その2作は『永遠の0』と『We Are X』です。
後者はX JAPANのドキュメンタリーで、
自分がファンだから見たというだけで、映画を見るという感じでは見ていません。
ということで、実際は1作品ですね。
『ジョジョの奇妙な冒険』も気にはなっていますが、
原作が好きなので、ガッカリするのが関の山だと思って、まだ見ていません。
多分DVDでしか見ないでしょう。
これまでも何度か映画を見ようとはしているのですが、
あまり面白さを感じれませんでした。
名作と言われる映画をたくさん見ていないからかもしれません。
しかし、名作を見たとしても、
悪くなかったくらいにしか感じないんじゃないかなと多分思います。
こういった感じで、映画とは無縁の生活なんですが、
ゲームはめちゃくちゃ好きです。
社会人になってからは、ほとんどゲームをしなくなりましたが、
高校生くらいまでは夢中でやっていました。
ファンタジックな世界観のゲームには没頭し、
人間味溢れるリアルな映画の世界には、まるで興味がなかったため、
子どもから大人への人格形成という意味ではダメだったと思います。
勉強するか、ゲームをするかというような学生時代だったので、
何というか、ずっと子供っぽさを引きずっている感じも相まって、
映画が見れないのは、かなりのコンプレックスでした。
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ゲームが好きで映画が嫌いな理由
ゲームと映画ってまったくの別物ではありますが、
並列に扱っているのには理由があります。
ゲームは2次元なので、役者さんを使えるわけでもないので、
どうしても世界観がファンタジックになりがちです。
(とはいえ、『龍が如く』では本物の役者さんに近い
グラフィックのキャラクターが登場しますね^^)
なので、同じフィクションにしても、方向性がかなり違ってきますが、
僕が両者を比較対象としているのは、映画はストーリーに介入できないのに対し、
ゲームはストーリーに介入できるからです。
もちろん、ゲームによっては介入できる程度が少ないです。
スーパーマリオなんて、あの土管や穴だらけの世界を、
ひたすら左から右に突っ走るだけなので、
ストーリーに介入というか、単にやらされてるだけですよね。
マリオのようなアクションゲームは、ちょっと趣が異なりますが、
RPG(ロールプレイングゲーム)なんかは、
自分でお話を紡いでいくような側面もあります。
RPGが何なのか、わからない方のために申しますと、
つまりはドラゴンクエストとかファイナルファンタジーみたいなやつです。
伝説の勇者である主人公(自分)が、
王様に魔王を倒してこいとか一方的に言われ、
仲間と共に旅に出るタイプのゲームです。
(説明が適当すぎる^^;)
まあ、この説明の良し悪しはともかく、
RPGには魔王を倒すみたい大命題は決まっていますが、
どこから行くか、何をするかということに、
ある程度の自由度があるわけです。
僕がゲームをやたらと好きなのは、こういったRPGのように、
自分の意思を少なからずストーリーに反映させれるからで、
逆に映画が好きでないのは、自分の意思を反映できない、
極端に言えば、他人の人生をただ眺めるしかないからだと思っています。
不思議な話だと思われるかもしれませんが、
映画館でただじっと2時間座っているだけでも苦痛に感じるのです。
どうも拘束されているような気がして、
ひたすらお話を見せられて、じっと見なければならないという
シチュエーションがどうも苦手なんです^^;
例えば他人の人生から何か学ぶのであれば、
個人的には読書や漫画でもいいと思いますし、
スパイダーマンのようなCGを使った壮大なエンターテイメントを見るなら、
僕はテレビでお笑いを見る方が楽しいと感じるのです。
これは、映画を馬鹿にしたくて言っているのではありません。
フィクションを見るのであれば、僕は他の媒体でも構わないと思うというだけです。
多分、かなり変わった意見であるということは自覚していますし、
皆この考えに賛同してほしいなんて思っていませんので、
その点はご安心ください。
試行錯誤するのはゲームもビジネスも同じ
はじめに述べたように、学生時代はゲームばかりやっていて、
学校の勉強以外何の知識もなかった僕は
映画が見れずにゲームしかできないのがコンプレックスでした。
しかし、会社を独立し、起業した後、
このことについて、ふと考え直すことがありました。
ビジネスで試行錯誤するのって、ゲームでやってることと同じじゃね!?
起業家として、どのようなビジネスをするか、
どういった商品をどのように売るかというのは、
すべて自分で決めなければなりません。
また、これさえやれば絶対成功みたいな方程式もありませんので、
まず考えた方法をやってみる、失敗すればやり方を変える、
ということを何度も何度も繰り返すしかありません。
この試行錯誤はリスクの幅をできるだけ小さくしなければなりません。
例えば初めての起業に、ラーメン屋を作るといった
大きな賭けに出るようなことは絶対に避けるべきです。
なぜなら、事業に失敗すれば、借金だけが残るからです。
ネットビジネス、物販のような資金が少なくてもできるようなことから始め、
少しずつリスクの幅を大きくしていく、というのが起業の王道です。
ゲームも同じで、リスクの高いことをいきなりはできません。
先のRPGの話のように、ゲーム開始直後に、
仲間を集めたのはいいものの、仲間をまったく成長させることなく、
レベル1で大魔王を倒しに行くなんて、無謀なことをする人はいません。
その理由は、絶対に勝ち目がないからです。
(本当のゲームでは大抵、いきなりラスボスに行けないようにはしてありますが)
まずはスタート地点の近場でレベルを上げながら、
成長したら、次のエリアに進んでいく。
進める地域が増えれば、敵も強くなるし、
敵が強くなれば、プレーヤーのレベルも上がりやすくなります。
これを繰り返して、レベルをある程度高くした上で、
ラスボスに立ち向かうわけです。
いきなりリスクの高いことはしない。
これはゲームもビジネスも全く同じなんです。
ゲームの遊び方は仕事の仕方に通じる
RPGでのプレーのクセは、自分の考え方と似るところがあります。
・ すべてのアイテムのコンプリートを目指す
→ 完璧主義
・ 寄り道をせず、とにかくクリアに向けてまっしぐら
→ 細かいことは気にせず、最速の結果を求める
前者の方は時間さえかければできるので、
どちらかというと、後者のような時間に追われる感じのテーマを
作ってみると、論理思考力が鍛えられます。
低いレベルで中ボスを倒すために、メンバーや装備品の工夫をしたり、
敵を倒すための作戦を考えるのは、
起業家が、資源が少ない中で質の高いパフォーマンスをする方法を
考えるのと似ています。
ゲームばかりするのが悪いことだと思っていた時期もありましたが、
最近では、それがあったからこそ起業で上手くいっていると感じています。